jQuery初級
学習前の記事はこちら!

次のように学んでいきます。
- ボタンをクリックして要素を非表示にする(jQuery)
 - 入力されたテキストをリアルタイムで表示する(jQuery)
 - リストに項目を追加するボタンを実装する(jQuery)
 - TOPボタンへ戻る際のアニメーション(jQuery)
 
まず覚えたい基本の動作とWebサイトでよくみる仕組みのセットになっています。
学習に必要な情報やサンプルコード → 課題
という内容になっています。
課題で内容が理解できているか、実際に作業できるか確認してみましょう。
ボタンをクリックして要素を非表示にする
授業内容
- jQueryの導入方法(CDNを使用した簡単な導入)
 - jQueryセレクターの基本($()を使った要素の選択)
 - click()イベントハンドラの使用
 - hide()メソッドを使った要素の非表示
 
jQueryの導入方法
まずはjQueryを導入しましょう。
htmlのheadタグに次のコードを記述しましょう。こちらのコードはネット上にあるjQueryのソースを読み込み読み込んだファイルでjQueryが使えるようになります。
CDNは次のページから入手します。
以下の記述をコピペ使用しても問題ありません。
<script src="https://code.jquery.com/jquery-3.7.1.js" integrity="sha256-eKhayi8LEQwp4NKxN+CfCh+3qOVUtJn3QNZ0TciWLP4=" crossorigin="anonymous"></script>
これで準備は完了です。
<script>
 $(function(){
});
</script>
jQueryのコードを書き始める時に、まずは上記のコードを記入しましょう。
スクリプトを実行するには何かしらの「きっかけ」が必要となります。
これを「トリガー」と読んだりします。
この記述によって「このサイトの読み込みが完了したら」という意味になります。
ほとんどのコードはこの内部に書いて問題ありません。今後のコードはこの中に記述していってください。
jQueryセレクターの基本
jQueryで記述する際にまずは必要なのが「どこに?」という指定です。
 $(".text")
上記のような書き方をします。
「.text」の部分にclassやid名が入ります。
<button class="hideButton">クリックして非表示</button>
<p class="text">このテキストが非表示になります。</p>
上記の例だと「button」と「p」があります。
それぞれに「hideButton」「text」という名称が記載されていますね。
$(".text") //.textに
$("hideButton") //.hideButtonに
このような書き方でそれぞれ「.text」「.hideButton」に対して命令ができます。
click()イベントハンドラの使用 / hide()メソッドを使った要素の非表示
次のような動作を作成します。
.hideButtonがクリックされたら!は次のように書きます。
$("hideButton").click(function(){ });
以下の{}の内側にクリックされた際の指定を行います。
今回は「.text」が非表示になる動作をします。
$("hideButton").click(function(){ $(".text").hide(); });
このような書き方になります。
実際に動かしてみよう!
<button class="hideButton">クリックして非表示</button>
<p class="text">このテキストが非表示になります。</p>
<script>
$(function(){
      $("hideButton").click(function(){ 
           $(".text").hide(); 
      });
});
</script>
上記のコードを動かしてみましょう。(jQueryのCDN読み込みがないとうごきませんよ!)
こちらで動作を確認できます。
このようにどの[タイミングで][どこに][どうする]といったことを指定することによりさまざまな動作が行えます。
こんなに書いてこれしかできないの?
と思われた方もいるかも知れません。
プログラミングとはこういうものなのです・・・。
入力されたテキストをリアルタイムで表示する
さて、基本のjQueryの動作は試せました。
さまざまな動作を試して、いろいろな動かし方のパターンを覚えていきましょう!
インプット要素から文字を入力したら、それが画面上に表示されるものを作成してみましょう。
- ストに項目を追加するボタンを実装する
 - val()メソッドを使って入力フィールドの値を取得
 - text()メソッドを使って要素にテキストを挿入
 
<input type="text" id="inputBox" placeholder="テキストを入力してください">
<p id="displayText">ここに表示されます</p>
<script>
$(function(){       
$('#inputBox').keyup(function() {
var text = $(this).val();
$('#displayText').text(text);
});
});
</script>
こちらのコードは「keyup」イベントを起点に処理を行います。
これにより、入力内容をすぐに画面上に表示することができます。
入力されたテキストをリアルタイムで表示する
append()メソッドを使った要素の追加click()イベントの再利用- リスト要素(
<ul>や<li>)の操作 
では次のような動きを実装しましょう。
- append()メソッドを使った要素の追加
 - click()イベントの再利用
 - リスト要素(<ul>や<li>)の操作
 
<ul id="itemList">
<li>アイテム1</li>
<li>アイテム2</li>
</ul>
<button id="addItemButton">アイテムを追加</button>
<script>
$('#addItemButton').click(function() {
$('#itemList').append('<li>新しいアイテム</li>');
});
</script>
やってみよう!確認テスト
おさらいとして次の課題をやってみましょう。
課題 1: ボタンをクリックして要素を非表示にする
任意のテキストを含む<div>要素をページに追加し、クリックするとその要素を非表示にするjQueryコードを書いてください。
課題 2: 入力されたテキストをリアルタイムで表示する
テキストボックスと表示用の<p>要素を用意し、テキストボックスに入力された文字がリアルタイムで<p>要素に反映されるように実装してください。
課題 3: リストに項目を追加するボタンを実装する
ページにある<ul>リストに、新しい項目を追加するボタンを実装してください。ボタンをクリックすると、リストに「新しいアイテム」という項目が追加されます。
以上で初級編は終了です。
より実践的な中級に進みます。

  
  
  
  
