ヒアリングシートを使う
サイトを作成するときにまずはヒアリングシートを作成する必要があります。
以下に所要なヒアリング項目をまとめましたので参考にしてください。
ヒアリングシート
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1. 基本情報
- クライアント名:企業名、担当者の氏名、役職、連絡先など
- 業種・業態:クライアントが属する業界や業種(例:飲食、教育、医療など)および業務の概要
2. 目的と目標
- 制作の目的:なぜWEBサイトを制作・リニューアルしたいのか。主な目的(例:認知度向上、売上アップ、採用活動強化など)
- 達成目標:具体的な目標指標(例:訪問者数の増加、コンバージョン率の改善、月間売上100万円達成など)
3. サイトコンセプト
- コンセプト:サイト全体のイメージやコンセプト、サイトについて一言でいうと?
(例:信頼感を重視した専門性の高いサイト、親しみやすさを強調したブランディングなど) - ユーザーに提供する価値:他のサイトにはない、自社ならではの価値や強み
4. ターゲット
- ターゲット層:性別、年齢層、職業、趣味・関心など(ターゲット分析の一環で「ペルソナ」を設定する)
- ユーザーの利用目的:ユーザーがサイトで達成したいこと(例:情報収集、商品の購入、サービスの利用申し込みなど)
5. 競合分析
- 競合情報:クライアントが意識している競合サイトの具体的なURLや企業名
- 競合サイトの特徴:競合サイトの良い点、改善点、ユーザー層、デザインや機能
- ベンチマークサイト:参考にしたいデザインや機能を持つサイト(業界内外問わず)
6. コンテンツ
- 必要なページ・コンテンツ:トップページ、サービス紹介、会社概要、問い合わせフォーム、採用情報など
- 掲載したい情報や画像:商品の特徴、過去の実績、ビジュアル素材(例:写真や動画の有無)
- コンテンツの更新頻度:ブログやお知らせページなど、更新が必要なコンテンツの頻度や担当者の有無
- サイトマップ:トップページ、サービスページ、製品ページ、問い合わせ、ブログなどの大まかなページ構成を樹形図で表現する
- ワイヤーフレーム:ページごとの情報設計、設計図
7. デザイン・ブランディング
- ブランディングの方向性:クライアントが持つブランドイメージやコンセプト
- 好みのデザイン:色合い、フォント、レイアウト、雰囲気(例:シンプル・モダン、カジュアル・フレンドリーなど)
- ロゴやブランドカラー:既存のロゴ、ブランドカラーがあればその使用の有無
8. 機能・システム
- 必要な機能:お問い合わせフォーム、予約システム、EC機能、ブログ、SNS連携など
- セキュリティ:SSL対応、個人情報保護の方針、アクセス制限など
- 多言語対応の要否:グローバル展開を考慮している場合、多言語化のニーズがあるか
9. 技術情報
- CMSの有無:CMS(WordPress、Drupalなど)を利用するかの判断
- サーバー環境:既存サーバーの利用可否、サーバーに関する情報
- ドメイン:既存ドメインの利用有無、または新規取得の必要性
- SEO対策の必要性:検索エンジンでの表示順位向上を意識した構造や、特定キーワードの指定
10. スケジュールと予算
- 希望納期:公開希望日や、重要なイベントやキャンペーンに合わせたスケジュール
- 中間チェックの有無:デザイン確認や機能チェックなど、中間チェックを希望するタイミング
- 予算:WEBサイト制作にかけられる予算の範囲、追加費用の許容度
- 運用費用:公開後のサポートや、月次の運用費用についての予算
11. その他特記事項
- 他サービスとの連携:すでに導入しているシステムとの連携が必要か(例:CRM、ERP)
- 担当者のサポート体制:運用サポートの要望や頻度、担当者の有無
- 制作会社への要望:連絡方法、進行管理の方法、納品形式など
ぜひ活用してください。